【ポイント3つで失敗しないホットプレート選び】象印EA-KJ30レビュー

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前々から欲しかったホットプレートを購入しました。

実家には有ったけど、自分で買うのは初めてなホットプレート。

半年ほど使ってみて、良さを実感したのでレビューします。


ホットプレートを買おうと思った経緯

購入動機は、焼き立ての熱々なお肉が食べたい!つまり焼肉がしたい!です。

長年我が家では焼肉はお店に食べに行くものでしたが、外食が思うように出来ず家でも焼肉をやりたいなぁという思いが沸き上がるようになりました。

そこで思い浮かんだのがホットプレートです。

子供の頃実家に有ったホットプレートはやたらと大きくて油はねも凄くて自分が使うには躊躇する代物でしたが、最近のホットプレートなら進化して快適になっているはず。

そこで各メーカーの商品説明やレビューを参考に選んだのが象印やきやきシリーズのEA-KJ30。

これが実に素晴らしい調理家電だったので、今回は失敗しないホットプレート選びの条件と実際に購入したEA-KJ30のレビューです。

ホットプレート選びのポイントは3つ

優柔不断な私は家電を選ぶ時はかなり悩みますが、今回はすんなり象印EA-KJ30に決まりました。

何故ならホットプレート選びで重要なのは、サイズ・掃除のしやすさ・プレートの耐久性の3つ。

機能がシンプルな分とっても分かりやすくて選びやすいのです。

ちなみにホットプレートには電熱線タイプ・IHタイプ・遠赤タイプがあります。

我が家ではIH調理機の必要性が無いのと遠赤タイプは大きすぎるという理由から、電熱線タイプを選びました。

サイズ選びは収納場所と一度に何をどれくらい調理したいかで決める

ホットプレート選びで最も重要なもの、それはサイズです。

数十年前は5人~6人で囲むようなやたらと大きいサイズか、単身者用のサイズしかなかったホットプレート。

最近では夫婦二人のご家庭も増え、従来よりコンパクトな幅40㎝以下のサイズが人気です。

プレートは厚みや重量があるので、コンパクトサイズのほうが洗いやすいですし、収納もしやすいです。

しかし反面、食べる量に対して小さすぎると焼きにくかったり、全員に料理が行きわたらないことでストレスが溜まります。

つまり大きすぎても小さくても不便さを感じる調理家電です。

我が家ではまずホットプレートの収納場所を確保し、そのスペースに入る大きさを上限にしました。

私がホットプレートで特にやりたい料理は、焼肉・お好み焼き・焼きそばで、中でもお好み焼きは15分ほどかけてじっくり焼いた方が美味しいので2枚同時に焼きたいです。

小さいサイズのホットプレートでプレート一杯に生地を広げて焼いている方もいますが、綺麗にひっくり返すのはかなり技術が必要です。

失敗するとホットプレートの隙間やテーブルに生地が飛び散ることになり、掃除がものすごく面倒です。

また生地を乗せすぎるとプレート自体の温度も冷めすぎて美味しく焼けなくなってしまいます。

そんなわけで私は一般的なお好み焼き16㎝を2枚同時に焼け、かつひっくり返す余裕がある大きさを下限にしました。

掃除のしやすさはヒーターユニットを取り外せるかどうかで決まる

どんなに便利な家電でも掃除がしにくいと使うのが億劫になります。

ホットプレートの場合、掃除のしやすさ=ヒーターユニット(電熱線がついたパーツ)を本体カバーから取り外せるです。

プレート自体は外せる物が殆どですが、ヒーターユニットは取り外せるものとそうでないものがあります。

例えばおしゃれなデザインで大人気のブルーノのホットプレートは、ヒーターユニットが取り外せません。

その為、隙間に入ったゴミの対処に困っているレビューが散見され、残念ながら購入候補から外しました。

掃除が苦手で最短の労力で済ませたいという方には、ヒーターユニットを取り外せる物を強くおすすめします

普通に使用していてお好み焼きやたこ焼きの生地が垂れることも良くありますし、焼肉の油跳ねだってつくはずです。

分解できるタイプなら、本体カバーを丸洗いしたり拭くだけで掃除が簡単です。

③出来るだけ耐久性の高いプレートを選ぶ

ホットプレートはシンプルな構造なので故障が少なく、基本的に長い年数使用出来ます。

そのため買い替えを決断するのは本体の故障よりプレートのコーティングが剥がれてきた場合が多いです。

3年以内で買い替える予定ならどんなホットプレートでも大丈夫と思いますが、長く使用したいと考えるならプレートがしっかりしたものを選びましょう。

私の購入した象印EA-KJ30の場合耐久性の高さを謳っていて、「トリプルチタンセラミックコート」という金属ヘラも使用出来るプレートです。(鋭利な金属ヘラは使用できません)

コーティングはどうしても経年劣化で剥げてきますので、最初に少しでも耐久性の高いプレートを採用しているホットプレートを選んで寿命をのばしましょう。

もしコーティングが剥げてしまっても製品によってはプレートのみを個別購入もできますが、数年使用したホットプレートの場合交換より本体の買い替えを選択する人が大多数です。

プレートの耐用年数=ホットプレートの寿命と考え、最初から耐久性の高いプレートを選びましょう。

STAN.と比較して象印EA-KJ30を選んだわけ

象印のホットプレートを見ていて、実は最初に目が留まったのはSTAN.でした。


シンプルなデザインながら品が良くシックでどんな家具にも合いそう。

4㎝の深型プレートも油の飛び跳ねを防いでくれそうで好印象でした。

実際にSTAN.に一目ぼれして購入した人は多く、私もかなり悩みました。

ただSTAN.には焼肉プレートが無く、脂身の少ないモモやヒレだけを焼くなら良いんだけど、カルビとかバラや豚トロなんかを焼いてしまうと、べちゃっとなってしまいそう。

やっぱり、出来れば焼肉用に油の切れるプレートが欲しい。

それにお好み焼き2枚を焼くとちょっと余裕が無さそうなサイズも気にかかる。

そこでSTAN.によく似たデザインで少しだけ大きく、焼肉用プレートもついた定番シリーズやきやきのEA-KJ30を購入することに決定しました。

カタログ写真で見る限り、STAN.とよく似たデザインのEA-KJ30でしたが、実物も中々高級感が有って素敵です。

蓋の取手パーツ、本体カバーのカラーリング、象印のロゴ以外は同じように見えます。

一昔前のごつくてギラギラしたメタリックな感じじゃなく、どんな家具のキッチンにも馴染む感じ。

サイズも希望どおり。

ちなみに購入したのは平面プレート・焼き肉用プレート・たこ焼きプレートの3枚が付いたタイプですが、平面プレートのみや平面プレートと焼肉用プレートというタイプもありますので、必要な組み合わせを選べます。

平面プレートの深さが3.5㎝とSTAN.より0.5㎝浅めですが、個人的には十分かなと思います。

実際に使用してみて、想像以上に油跳ねが少なく、テーブルの上も殆ど汚れません。

焼肉をする場合煙が出るのか気になると思いますが、肉をタレで揉みまずそのまま塩コショウ程度で焼くぶんには殆ど出ません。

我が家では下味をつけずに焼いて、焼肉のタレやおろしポン酢、わさび醤油を用意して食べています。

タレをつけた肉でお店風の焼肉をしたいなら、排煙機能のついた焼肉用のホットプレートを使用する方が良いと思います。

ただ、ダッカルビなどの蒸し焼きは煙を気にせず楽しめますし、焼きそばやお好み焼きでも煙は気になりませんでした。

象印EA-KJ30の良い点・気になる点

非常に満足した象印EA-KJ30ですが、最後に特に良いなと思った点とちょっと気になった点を。

良い点:老舗家電メーカーならではの丁寧な工夫

我が家に届いたEA-KJ30を観察して、特に良いなと思った点は電熱線部分です。

電熱線とプレートは出来るだけ密着しているほうが効率よくプレートに熱が伝わります。

その反面密着しているほどプレートをセットする際に電熱線に当たって割れたり折れたりと故障するリスクが高まります。

他社のホットプレートは金具が電熱線を下から支えていて、プレートと電熱線の間が空いているものが多いですが、象印は電熱線が湾曲しプレートに添うようになっているのでプレートと電熱線がかなり密着しています。

なおかつ金具が上から被せるような形状になっていてプレートが電熱線に直接当たって破損しないように工夫されています。

故障しにくいことと火力の安定を両立させた丁寧な作りです。

ホットプレートの火力というと消費電力の数字に目が行きがちですが、実際は1200Wか1300Wかという数字以上に火力や焼きムラに大きく影響する部分で、象印のこだわりが強く感じられました。

気になった点:3枚プレートはちょっとかさばる

EA-KJ30には平面プレート・焼き肉プレート・たこ焼きプレートの3枚が付属しています。

収納は本体にプレートを重ねるのですが、プレート同士を直に重ねるとプレートを痛める場合があるので、間に柔らかい布を挟む事が推奨されています。(これは他社のホットプレートでも推奨されている場合が多いです。)

その為、平面プレート1枚のSTAN.に比べると収納時に高さが出てしまいます。

もしホットプレートを出しっぱなしにして見せる収納にしたい場合気になるかもしれません。

収納する場合も、最初に見ていた規格の高さよりも挟む布2枚分、収納場所の高さに余裕を見ておきましょう。

間に挟む布は付属していませんので自分で用意しないといけないのもマイナスポイント。

出来れば専用の保護シートとか付いてきたらよかったですね。

間に挟む布は少し厚めでしっかりしたもののほうが安心です。

我が家では、こんな感じにジョージ・ジェンセン・ダマスクのエジプトティータオルのハーフサイズを挟んでいます。

普通の布巾よりすっきり見えるし、しっかりした織りなので洗濯しまくっても毛羽立たず食器回りに使いやすいです。

3枚プレートは欲しいけど布を挟むのは嫌だなという人は、少し大きめですがEA-GZ30が良いかもしれません。

専用の収納ケースが付属しているので布は必要なく、平置きでは無く立てても収納できるため便利です。


思っていた以上に使い勝手がよく、食卓が豊かになるホットプレート。

これから買い替えや購入を検討している方に、見た目と機能性を兼ね備えた象印のホットプレートとってもおすすめです。