【Lavinia tea】ダージリン・セカンドフラッシュ2021 ギダパール茶園 AV2 Summer Delightレビュー

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百貨店などで期間限定で紅茶販売されていることが有ります。

紅茶専門店が出店されていることも多いですが、紅茶の卸しをメインにされている会社が出店されている場合もあって、質の良い紅茶を割安で購入出来る事も有ります。

今回は、そういった期間限定ショップで購入した紅茶を紹介します。

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Lavinia teaとは

Lavinia teaは、紅茶の輸入販売を手掛ける有限会社エム・クルーが運営する紅茶ブランドです。

実店舗は持たずに、ホテルやレストランに卸したり、百貨店などの催事や期間限定ショップで販売しているそうです。

私もたまたま期間限定ショップを見かけて購入しました。

オンラインショップもあります。

Just a moment...

基本的にダージリンをメインに販売されているお店のようです。

販売されていた方からのお話によると昔からダージリンの仕入れにはとても自信があり、以前はリーフルダージリンハウスさんと仕入れ先が被ることも有ったそうです。

良い品質のダージリンを少しでもお手頃にという姿勢で、経験に基づいた紅茶談義はとても勉強になりました。

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ギダパール茶園とは

Giddapahar茶園ギダパール茶園、もしくはギッダパール茶園ギダパハール茶園などと表記される事もあります。

ダージリンの南部にある従業員100人程の小さ目な茶園です。

この紅茶で使用されているAV2Ambari Vegetative 2の略で中国種系の交雑種です。

AV2は渋味が少なく香りが良いと人気の品種で、近年のダージリンではAV2を植樹する茶園が増えています。

クローナル種とは

味が良い病気や寒さに対して耐性があり育てやすい、そういった優良な個性を持つ品種を選抜し、挿し木でクローンのように増やしていく方法を『クローナル』と言います。

またクローナルで栽培された茶木を『クローナル種』と呼びます。

AV2はダージリンのクローナル種で代表的な高級品種の1つ。

主にシングルオリジンティーとして単一で出荷され、各茶園のスペシャルティーとして販売されることも多い品種です。

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ダージリン・セカンドフラッシュ2021 ギッダパール茶園 AV2 Summer Delightの感想

Lavinia teaでは購入前にテイスティングさせてくれる場合もあるようなのですが、今は時節柄もあるのでしょう、テイスティングは出来ませんでした。

実店舗のある紅茶専門店でも軒並みテイスティング不可になっていますし仕方ありません。

ただダージリンは他の茶葉と比べて高価なものが多いので、やはりテイスティングして納得の上で購入したいですよね。

早く気軽にテイスティング出来るようになって欲しいです。

今回は茶葉の香りを嗅いで購入しました。

もう少しマスカルテルフレーバーが強めだった気がするんですが、購入した茶葉からは干し草のように枯れた香りがします。

嗅覚は体調にかなり左右されるので仕方ないのですが、ちょっとびっくり。

テイスティング用に湯量150ml・茶葉2.5g・蒸らし5分でいれました。

ダージリン・セカンドフラッシュ 2021年 Summer Delight:ギダパール茶園

色:明るい褐色

香り:香りは弱めでほのかに香ばしい。マスカテルフレーバーも感じるが前面に出てはいない。

味:上品で軽い甘みが有る。後口にはしっかり渋みが有るが嫌なものではない。全体に軽めなので飲みやすい味。

前回のシーヨック茶園Summer Brosamに比べて香りはかなり弱めで、その分味わいに重きをおいている印象。

とはいえ、私の中のセカンドフラッシュ像と比較するとどうも軽い。

最近の流行として、2ndも1stのような軽めで緑茶に似た味わいのものが多くなってるのかな。

昔からその傾向になりつつあったのですが、数年紅茶から遠ざかっていた間にダージリンの緑茶化は更に進んでいたようです。

これは世界的な緑茶人気に起因していて、従来の紅茶の製法より緑茶に製法を寄せて作ったほうが高く売れちゃうんですよね。

更に進んでダージリンによる白茶も作られているそうで、Lavinia teaでも「こちらのお茶は某レストランで1杯数千円で出されていますよ」と白茶のダージリンを見せて頂きました。

非常に興味は引かれたんですが、十中八九好みの味では無いだろうと予想出来たので購入はしませんでしたが。

とはいえお茶は嗜好品ですので、白茶のダージリンが好みな方もいらっしゃると思います。

今回テイスティングしたギダパール茶園のセカンドフラッシュは上品で十分に美味しいです。

ただ、個人的には2ndはもう少し重さやコクが欲しいなーと感じました。

昔飲んでいた『がつんとノックアウトされそうな濃厚なセカンドフラッシュ』って今はもう手に入りにくいんでしょうか。

紅茶の浦島太郎状態をひしひし感じる一杯でした。