アネモネ・アンアリスの増やし方と春の寄せ植えを愉しむ

園芸
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一年草と違い多年草は上手に世話をすれば毎年花を咲かせてくれます。

一般的な多年草は植えっぱなしで、鉢栽培の場合は数年に一度土を変えてやれば良いのですが、球根植物はそのまま植えっぱなしにしておくと失敗してしまう事が多いです。

そこで今回は球根植物の中から『アネモネ・アンアリス』を翌年も咲かせるために、育て方のコツを纏めました。

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アネモネの八重咲品種『アンアリス』とは

たまたま園芸店のブログを見ていて、とても可愛い花を見つけました。

ラナンキュラスかバラのようにたっぷりと華やかな八重咲きで、花色は大好きなベージュがかったアンティークピンク。

なんて可愛いんだろう、是非育ててみたい!

久しぶりに一目ぼれしたその花の名前はアネモネアンアリスでした。

アネモネは地中海原産で、十字軍や巡礼者によって各地にもたらされたと言われ、様々な神話や伝承にも登場するほど古くから人気が有り愛されてきた花です。

一重咲きで花色は赤・紫・白などはっきりとした原色が特徴でしたが、近年品種改良によって華やかな八重咲きの中間色が発表され、更に人気が高まっています。

アンアリスも新しい品種で、豪華な八重咲きが美しく花色はベージュ系~濃いピンクまで幅が有ります。

濃いピンクと言ってもショッキングピンクでは無く、少し黄味がかったアンティークな雰囲気のアプリコットピンクです。

中央部分はやや緑がかったクリーム色で水彩画のようなグラデーションがとても綺麗。

朝、閉じているアンアリス

アネモネはチューリップなどと同じ光に敏感に反応するお花です。暖かな昼間は中央の黒いしべが見えるように開き、夜と早朝は上の画像のように閉じています。

見るたびに表情が違うので、ついつい写真を撮ってしまいます。

花の時期は2月下旬から5月頃までと長くて、寒い季節から咲くので一輪の寿命も長く楽しめます。

やがて初夏になると地上部が枯れはじめて休眠期に入ります。

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ネット通販でアンアリスを購入してみた

アンアリスを購入しようと、まずは近所の園芸店を覗いてみましたが見当たりません。

園芸店のブログやSNSを探してみると、どうやらかなり人気がある上に入荷自体が珍しい希少品種らしく在庫の有りそうなお店が見つかりません。

淡いベージュピンクから濃いピンクまで個体の色幅が有るようなので、出来れば実際に見て選びたかったのですが、近隣の店舗で見つけるのはかなり難しそうです。

そこで色幅の広さは覚悟してネット通販で注文してみました。

来年も咲かせたいので、夏越しに失敗した場合の保険として4株購入です。

丁寧な梱包で段ボール箱の中できちんと固定されていたので、折れたりもせず綺麗な苗が届きました。

1株だけ蕾が2つ付いていて、残りの3株は蕾が一つずつ。

葉っぱも徒長したりせず良い感じです。

色味の幅が有るアンアリスですが、我が家に来た開く寸前の株は淡いアプリコットピンクでした。

蕾の固い株はベージュで中央が緑がかっています。

寄せ植えにして数日後に固かった蕾が開いて、2株が画像右のような淡いピンク、2株が左の濃いピンクになりました。

ベージュだった蕾も開いていくにつれ綺麗にピンクが乗ってきて、その色の変化具合も素敵で毎日眺めて飽きない花です。

アネモネは花弁に見える部分が実はガクなのですが、淡いほうは本当に花びらのように薄く透けるような質感で、濃いほうは1枚1枚の葉脈が美しく立体的で精巧なアンティーク細工のよう。

両方とても可愛いです。

花色は今後育てる場所の日照時間や温度、用土のPH値などでもピンクの濃淡が変わってくると思います。

個人的にはピンク味の少ないベージュ系も見てみたかったけど、我が家に届いた株も一輪の中で濃淡が有って凄く雰囲気のある色なので大満足しています。

アンアリスは人気が高く、ネット通販でも売り切れが多いです。

私は楽天の四国ガーデンで購入しました。

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アネモネ・アンアリスの増やし方

アネモネは3~4月が開花期です。

初夏には葉や茎などの地上部分が枯れて、夏は休眠期になります。

そして秋から冬にかけてまた発芽し、春に花を咲かせます。

休眠期に球根を土に植えたままにする方法もありますが、雨のかからない場所に置かなければ球根が腐ってしまったりして管理が難しいので、球根を掘り起こして保管する方が良いでしょう。

まず地上部が完全に枯れてしまうより少し前に球根を掘り出して、残っている茎や葉をハサミやナイフでカットします。

堀り上げる時期が早すぎると球根が貧弱になり、遅すぎると球根が腐りやすくなるので注意が必要です。

5月~6月に、だいたい半分以上が枯れたかなというタイミングが良いようです。

また植物を切る時は、切断面を潰してしまわないように良く切れる刃物を使いましょう。

その後球根を日陰の風通しの良い場所で乾燥させ、風通しの良い場所で湿気を避けて秋の植え付けまで保管します。

雨などが吹き込むと球根が腐ってしまいますので注意しましょう。

アネモネを増やしたい場合は、大きく育っている球根を選び2つか3つに切り分けます。

ただ生育状態によって余り大きくならなかった場合は、分けずにそのまま植えたほうが良いでしょう。

あくまでしっかりと大きく育った球根のみを分けるようにします。

切断面には保護と殺菌作用のあるトップジンmペーストを塗り十分に乾かします。

トップジンmペーストは、宿根草を株分けした時の切り口や、薔薇などの剪定時に枯れこんでしまうのを予防するためにも使用できます。

1本あると便利ですよ。

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次に球根植物の栽培で『球根の吸水作業』は一番失敗しやすいので以下の手順で丁寧に行います。

球根の吸水作業
  1. キッチンペーパーなどで球根を覆い、十分に水で湿らせた後、冷蔵庫で保管。(水に漬けてしまうのではなく、あくまで水分をたっぷり含んだペーパーで包まれている状態にすること)
  2. 冷蔵庫保管の間、ペーパーが乾かないように2~3日ごとに保湿する。
  3. 1週間ほど冷蔵庫で保管していると、からからに乾いていた球根が水分を吸ってふっくらしてくる。
  4. 充分に保湿されたら、球根の尖っているほうを下にして地面から1㎝~2㎝の深さに植える。上下が判別付かない場合は横向きに植えても大丈夫。

乾燥させて夏越ししたアネモネの球根は干からびてカラカラになっています。

カラカラの状態のまま直接土に植えてしまうと、球根が腐って枯れてしまう事が多々あります。

そこで上記のように、冷蔵庫の低温で少しずつ水を吸わせてから土に植える方法がおすすめです。

少し手間はかかりますが、大事な球根は丁寧に植えこみましょう。

アンアリスを寄せ植えで楽しむ

球根を掘り上げる予定なのでアネモネ単体で植えた方が管理自体は楽なのですが、せっかくなので華やかな春の寄せ植えを作ることにしました。

たまに覗くお花屋さんがギャザリングの教室をされていて、プランターや花材もセンスの良い品を揃えていらっしゃいます。

ガーデンショップ・寄せ植え教室・ガーデスタイリング
ガーデニングサロンcoconiwaは東京・小平市の住宅街にある苗ものを扱う花屋です。エレガントでシャビーシックな鉢やバスケットなどおしゃれなガーデン雑貨や資材もお取り扱いしております。 小さなガーデンサロンのアトリエでは寄せ植えブリコラージュフラワーのお教室を開催しております。手づくりガーデンのアイデアや植栽をお楽しみ...

今回は軽くてカッコいいブリキプランターとアネモネ以外の花材をこちらで準備しました。

店主さんに相談すれば合わせやすい植物を色々見繕ってくださいます。

左奥ラミュム:左手前イベリス:中央手前ハーデンベルギア:中央奥ティアレア:右奥アンアリス

花材

  • アネモネ アンアリス 4株
  • ティアレア シルベラード 1株
  • イベリス ブライダルブーケ 2株(1株を2つずつに分ける)
  • ラミュム スターリングシルバー 1株 (3つに分けて2つ使用)
  • ハーデンベルギア 1株

資材

  • 培養土(PH値の表記がされている場合は出来るだけPH7~8くらいのもの)
  • かるい鉢底石
  • ブリキプランター

寄せ植えは、苗の根部分に余りボリュームが有ると鉢の中で並べ辛くなります。

株元を崩したり太い根を傷つけてしまわないようほぐして並べやすいボリュームに調整しましょう。

店主さんからイベリスとラミュムはかなり頑丈だから2つか3つに分けて植えても大丈夫というアドバイスを頂いたので、思い切って2つに分けました。

苗を複数に分ける手順

分けたい部分に指を入れ、根がぶちぶちと切れたりしないように優しく引き離します。

もし根が絡んで分けれない場合はハサミで切り込みを入れても良いです。

両方にきちんと根が残るように分けないと、地上部だけでは枯れてしまいますので注意してください。

根を乾燥させてしまうと植物が弱ってしまうので、事前に大体の配置を決めて一気に植え込むようにしましょう。

また、根だけでなく葉もバランスを見て窮屈そうなら剪定します。

今回はアンアリスの葉っぱがかなり茂っていて持て余したので、少し切り取ってボリュームダウンさせました。

出来上がった寄せ植えは良い感じにナチュラルで、プランターの少しシャビーな雰囲気に良く合います。

アンアリス以外は日陰にも強い宿根草をメインに使ったので我が家のような日照時間の少ない場所でも育ちやすい寄せ植えになりました。

1週間ほどたって蕾だったアンアリスも綺麗に咲きました。

これから初夏の球根堀り上げまで楽しみたいと思います。

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