久しぶりの園芸話です。
今季も「ヌーヴェルヴァーグ ラピスラズリ」というビオラの大人気品種を植えました。
この品種は色の変化が激しく、初めて植える方は驚くかもしれません。
そこで今回は、我が家での色の変化をまとめてみました。併せて同時期に購入したお花の様子もご紹介します。
「ヌーヴェルヴァーグ ラピスラズリ」ってどんな花?
そもそも「ヌーヴェルヴァーグ ラピスラズリ」ってどんな花なの?って人も多いかと思います。
「ヌーヴェルヴァーグ」シリーズは、佐藤園芸が育種・生産しているビオラ。
アンティークな色合いが特徴でその花色はなんと100種類以上もあり、その中でも「ラピスラズリ」は明るいターコイズブルーに紫の模様とグラデーションが入る特に希少な品種です。
「ラピスラズリ」は個体差が大きく、実物を見て購入するのが理想ですが、わたしが園芸店で見てきた限りでは個体差はあってもそれぞれ全部可愛いと思えたので(逆にそれで選ぶのが大変だった)ネットショップで思い切って買ってみるのもアリかなと思います。
とにかく素敵な品種ですから、もしも園芸店で見かけたら購入をおすすめしますよ。
販売店は佐藤園芸の公式サイトで確認出来ます。

「ラピスラズリ」の色の変化
「ラピスラズリ」は気温が下がると色が濃く変化しやすい品種です。
また「ラピスラズリ」に限らず、ビオラ・パンジーは気温が下がると赤味が強くなったり、色が濃くなる品種が多め。特に淡いブルーやピンクの品種は濃い紫は赤紫になりやすいです。
我が家の「ラピスラズリ」も思いっきり色が変化しました。

11月の購入時。カタログなどで見る「ラピスラズリ」の姿そのままです。
これが2か月後には・・・・・・。

このようになります。
「ラピスラズリ」というより「アメジスト」ですね。
個人的にはこの色もシックでカッコいいなと思いますが、初めて植えてこの変化を見たらがっかりする人もいるかもしれません。
しかし大丈夫です、春になると・・・・・・。

こんな風になります。こちらは去年4月23日撮影。
写真だと赤味が強めに見えますがちゃんとあの色です。
12月に入って気温が下がるとぐんぐん色が濃くなっていき、年が明けて淡くなり始めるのは2月の中旬以降からでした。
同時期購入のパンジー・ビオラの様子
我が家のビオラ・パンジーの中では、去年11月購入した「ローヴ・ドゥ・アントワネット」も見事に色が変化しています。

こちらが11月購入時。
「ローヴ・ドゥ・アントワネット」はパンジーで、我が家の半日陰環境ではちょっと生育が悪いのですが、あまりに可愛いのでつい購入してしまいます。

そして1月末の姿。あの可愛いアンティークピンクはどこへ?!
アントワネットはパンジーの中でもちょっと成長しにくい品種なので、寄せ植えにはしないほうが良いかも。
いつもビオラに負けて見えなくなっちゃうんですよね。
今年こそは1鉢で植えてチャレンジしてみます。
左側に写っている茶系のビオラは無印「ヌーヴェルヴァーグ」で、こちらは花色ほとんど変化していません。

ほとんど色が変わらないといえば「フロステッドチョコレート」も大きな変化は無し。
若干茶色味が減って紫が強く出ているかな?
丸い花弁が可愛いくて今秋も植えたいけど、こちらもなかなか希少品種なので入手出来るか不明です。

同時に購入した無印「ヌーヴェルヴァーグ」の淡いブルー系も大きな色の変化はなし。
「ラピスラズリ」よりグレーが強いニュアンスカラー。
似た感じの色でも変化するものとしないものがあるのは不思議ですね。
無印「ヌーヴェルグ」ならば色が変化しないとは言い切れませんが、「ラピスラズリ」は今まで植えたものは全てアメジスト色に変化しました。
ですので「ラピスラズリ」に関しては気温が下がると色が変化する品種ととらえて良さそうです。
佐藤園芸の佐藤 勲氏も色の移り変わりが楽しいと述べています。動画も参考にしてください。
余談ですが、経験則としてやや乾燥気味に液肥も控え気味に育てた方が、春に色味良く咲いてくれる気がします。
まとめ
佐藤園芸の「ヌーヴェルヴァーグ ラピスラズリ」と去年購入したビオラ・パンジーの色味の変化を紹介しました。
我が家で本格的に咲き始めるのはまだ先ですが、今年はどんな風に変化していくか楽しみです。