おすすめのバラのスポット二つ目は『京成バラ園』です。
前の記事で紹介した横浜イングリッシュガーデンとはまた違った個性のあるガーデンですよ。
京成バラ園へのアクセス
京成バラ園は、京成バラ園芸株式会社の関東で最大級のバラ園です。
バラの品種は1600種10,000株を超えるそうで、広い敷地にたっぷりと植えられています。
最寄り駅は東葉高速鉄道の八千代緑が丘駅か京成線八千代台駅。
そこから更にバス5分か徒歩15分ほどかかります。
私のおすすめのアクセス方法は横浜イングリッシュガーデン同様、駅からバスでの来場です。
バラ園内では直射日光の降り注ぐ中を長時間散策しますので、体力の温存のためにバスでの来場を強くおすすめします。
バスの本数は1時間に2~3本程度と若干少なめですので、時刻表をしっかり確認して出かけた方が良いです。
また、バスで行く場合も徒歩で行く場合も、日傘や帽子など日差しを防げるものや、当日の気温によっては保冷剤などを必ず持参するようにしてください。
京成バラ園のバラたち
以前訪れた際の京成バラ園です。
大規模なバラ園らしく、大きなアーチやオベリスクが複数有るのが魅力の1つです。
古い写真なので画質が残念ですが、雰囲気は伝わるでしょうか。
長い間お邪魔していないので、そろそろ足を伸ばしたいです。
京成バラ園のおすすめポイント
私がおすすめする京成バラ園のおすすめポイントをまとめました。
バラの開発販売を手掛ける運営会社ならでは【バラを見せるガーデン】
京成バラ園は先に紹介した『横浜イングリッシュガーデン』よりバラ単体をしっかり見せるように構成されています。
運営元の京成バラ園芸がオリジナルのバラの品種開発と販売、園芸用品全般の販売や造園業までを手掛けているので、バラ園は生で見るカタログ的な側面があるのかもしれません。
バラは系統別に植栽されていて、最近は余り販売されていない懐かしい品種もあり、資料的な価値も高いバラ園です。
横浜イングリッシュガーデンに比べてハイブリットティーローズの割合が多いので、お好きな方は嬉しいと思います。
また、修景バラと言われる耐病性や耐寒性に優れ公園などの広い面積を覆うのに適したバラも非常に種類豊富に植えられています。
小さなバラ園ではたくさんの修景バラを見比べる事は中々出来ないので、実際に見てみたい方には非常におすすめです。
撮影スポットが盛りだくさん
京成バラ園は都心近くにあるバラ園としては、敷地3万平方メートルとボリュームのあるバラ園です。
園内には、素敵なガゼボやバラのアーチなどの撮影スポットがたくさんあります。
中でもベルサイユのバラとコラボしたベルばらのテラスや、ファッションデザイナーの桂由美さんがプロデュースした愛のガゼボが有名です。
これらの絶景ポイントは入り口で配布されている園内MAPにのっていますので、必ず入手してチェックしましょう。
公式HPにも見どころを押さえたおすすめルートが載っています。(確かこのルートも以前は園内入り口で配布されていたと思いますが、現在は不明です)
ただ1つ注意して欲しいのが、おすすめルートの所要時間を各30分と記載されていますが、これは脇目も振らずに黙々と歩いた場合の時間です。(もしくは散々京成バラ園を見ている園の職員の場合かも)
初めて京成バラ園を訪れて、綺麗なバラを見て立ち止まり、写真を撮って、トイレに行ってなどと行動していると絶対に30分では歩けません。
おすすめルートを歩くなら、早くても1時間半度はかかると思っておいた方が良いです。
私のようにバラ1株で何枚も写真を撮ったり、大温室を覗いたりガーデン奥の自然風庭園まで覗いたりしていると更に1時間は追加されます。
せっかく行くのだから出来るだけ時間に余裕がある予定を組むようにして、どうか思う存分バラを楽しんでください。
帰宅前のお愉しみ、物販の充実が素晴らしい
最初に紹介した通り、京成バラ園の運営会社はバラの品種開発と販売、そして園芸用品全般の販売も手掛けています。
その為、物販ブースで販売されているバラの品種はとても多いです。
自社ブランドのバラは勿論、イングリッシュローズやフレンチローズなども主要銘柄は大体と言っていいほど置いてあります。
河本純子さん作出のシリーズも並んでいましたし、国産ブランドのバラに特に強い印象です。
バラ苗はあいうえお順とアルファベット順で並んでいて、どのバラがどこにあるか書かれたリストも置いてありました。
開花時期に販売されている苗の大部分は、新苗といって手で持って帰れるサイズの小さ目な苗で価格もその分お手頃です。
園芸店で中々実物を見れないバラもたくさんありましたので、じっくり探してみましょう。
またバラ以外のお花や果樹、園芸用品も一通りそろいます。
さすがに苗はちょっとという人には、お買い得なバラの花束やバラのグッズも販売されています。
バラの香りのオードトワレやバラの化粧水などお土産に良い品物がたくさんありますので、是非覗いてください。
私のおすすめは京成バラ園オリジナルのバラの香りを忠実に再現したフレグランスシリーズ。
本物のバラそのものの凄く良い香りです。
特に薫乃は2005年ジャパンローズコンクールで香り部門の金賞を受賞したバラで、うっとりするような香りがします。
ハンドクリームは、手に塗るだけでなく練り香水のように体の好きな場所に塗って香りを調節しやすいです。
眠る時に胸元に少し塗ると仄かな香りを楽しめておすすめです。
もう少し軽めの香りが良い人には桃香も良い香りでした。
軽やかな香りはやや飛びやすいですが、仕事や食事の時間に合わせて調節したいときなどに便利です。
ランチにおすすめな石窯パン
バラ園内にはレストランが2軒ありますが、ランチタイムはかなり混んで行列が出来ています。
遠方から見に来て行列に時間を割くのは少し勿体ないですよね。
そこで私のおすすめランチは、駐車場の横にある石窯パンのお店『サンブレッタ』の焼き立てパンです。
バラ園内にはペットボトルや水筒などの飲料以外の飲食物は持ち込みは不可ですが、サンブレッタのパンは持ち込むことができます。
バラに囲まれたベンチでのランチタイムは格別ですよ。
サンブレッタはバラ園のお客さんがかなり購入していくので、回転が良くてどんどん焼き立てのパンが出てきます。
懐かしいパン屋さんの味で万人が喜ぶ美味しい焼き立てパンが味わえます。
あつあつのピザや出来立てのサンドイッチ、カレーパンなどの定番のお総菜パンが目移りするほど豊富に揃っています。
こちらはヤマザキパンの運営しているパン屋さんということで、お値段もとってもリーズナブルです。
夕方には品薄になるようなので、帰宅時に購入する予定の場合は早めに立ち寄った方が良さそうです。
キッチンカーは、色々なお店が出店しているようなのですが休日限定なので、平日に行く私は残念ながら食べたことが有りません。
お得な電車とのコラボ切符
京成バラ園は毎年、京成線と東葉高速鉄道それぞれの乗車券がついたお得な割引切符が販売されます。
いつもかなりお得な割引がされていて、バラ園の入場料と同じ金額で入場券と乗車券が付いてくる場合もあるので、利用できないか必ず確認しましょう。
京成バラ園の公式HPのトップに載っていますので詳細を是非確認して利用してみてください。
今年は気候のせいかバラが一斉に咲かず、少しバラついていますが、その分長い期間楽しめると思います。
是非一度足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?