長年愛用してきたキッチンスケールが上手く測れなくなってきたので、思い切って新調しました。
購入にあたって色々機能を見比べたので、せっかくですから、おすすめの機種や選び方をまとめてみました。
ずばりおすすめ機種
説明はいいからとにかく何を買えばいいか知りたいという人も多そうなのでまずはおすすめ機種を紹介しちゃいます。
ステンレス製計測皿で清潔・割れない!『タニタ KD-321』※購入品
- 計測皿と表示パネルの距離3㎝!18cm以上の大き目なボウルを置いてもストレスなく重量を確認出来る。
- 計測皿がステンレスなので割れない!洗える!
- 本体サイズは大きめでシルバーカラー
丸洗いこそ正義な人『タニタ KW-320』
- KD-321とほぼ同じ使用感
- 本体ごと食器用洗剤で丸洗いできる!
- 本体サイズはKD-321と同じくらいで大き目
小さめスケールが欲しい人『ドリテック KS-726』
- 計測皿と表示パネルの距離は2㎝と合格ギリギリライン(計測皿と表示部分の距離が2cm以上の機種を選ぶの章参照)だが本体に傾斜があり、小型機種の中では重量を確認しやすい
- 洗えない
- 上記2種より一回り小さい
キッチンスケールの選び方
料理やお菓子のレシピを再現する時、必要不可欠なキッチンスケール。
国内メーカーから販売されている機種は精度がある程度は保証されていて、値段で選んでも大きな失敗はあまりありません。
ただ、レシピ本のお料理を正確に再現したい人や、お菓子・パン作りを楽しむ人は、しっかり選んで購入したほうが断然使い心地が良いものです。
キッチンスケールはお台所で使う道具の中で故障が少なく、長い年数を共にする相棒です。
自分に合った機種を選ぶさいに重要な条件をまとめましたので、ぜひ最適な機種を選んでストレスフリーなキッチンライフをおくりましょう。
最重要:計測皿と表示部分の距離が2cm以上の機種を選ぶ
お菓子やパン作りはステンレスのボウルを乗せて計量する機会がとっても多いです。
けど実はボウルを乗せると、表示パネルが隠れてしまって重量が見えないキッチンスケールが非常に多いんです。

いま使っているキッチンスケールもこんな感じで、表示パネル見えずらくないですか?
この表示パネル見えないよ問題の解決策、すごーく単純で、ボウルを置く計測皿の内端と表示パネルが離れている機種を選ぶことです。

最低でも2㎝、出来れば3㎝以上離れている機種なら格段に見やすく使い勝手がよくなります。
キッチンスケールの販売サイトで表示パネルの大きさアピールを見かけますが、確かに大きいほうが良いけど、そんなことより計測皿と表示パネルがしっかり離れているほうが百倍見やすいのです。
料理だけで使用する場合も、2㎝以上は離れた機種を選びましょう。
実際に使用する場所に合うサイズかどうか
キッチンスケール選びでサイズはとても重要。他の全てが完璧でもサイズが合わないと台無しなくらいです。
絶対に購入前に使用するキッチンの作業スペース・収納場所に合うか確認しましょう。
特に引き出しの中に収納するつもりなら、まっすぐ入れられないサイズを購入してしまうと後が大変です。
作業スペースのサイズ確認は出来ればボウルやザル、計測用の小皿などキッチンスケールを使用する時に出しておきたいツールを並べて作業風景を再現し、どこにキッチンスケールを置くか、どれくらいのサイズなら邪魔にならないか確認しましょう。
料理だけならあまり気にせず大丈夫ですが、お菓子作りはツールを色々出した状態でキッチンスケールを使用することが多いので注意してください。
料理・お菓子作りで使うなら0.1g単位の計測可能な機種を選ぶ
キッチンスケールはおおまかに1g単位の計測しか出来ないものと、1gと0.1g単位両方の計測が出来る機種があります。
どちらを購入すればいいかというと、使用用途によります。
キッチンスケールを郵便に出す荷物の重量だったりペットの体重測定だったりにしか使用しないなら1g単位で事足ります。
料理やお菓子・パン作りに使うなら、0.1g単位を計測可能な機種一択です。1g単位の計測しか出来ないキッチンスケールは、どうしても2gや3gといった少数の計測が苦手で誤差が出がち。
数グラム誤差があると出来上がりに大きく影響し、ケーキやパンは最悪の場合膨らみません。
0.1グラム単位できっちり正確に計測しましょう。
経年劣化の汚れ防止に洗える機種を選ぶ
キッチンスケールは一度購入するとなかなか故障もしないし丈夫です。そのぶん経年劣化でだんだん見た目が残念になりやすいです。
うっかり倒した醤油や油がかかったり、カレー粉などの匂いが強いものが飛び散ったり、キッチンはとにかく汚れやすい
いつも綺麗に保つには手っ取り早く丸洗い出来るものか、計量皿を取り外して洗えるものがベストです。
最大重量は1㎏・2㎏・3㎏どれを選ぶべきか
おすすめは2㎏か3㎏です。
細々とした調味料などを計るだけなら1㎏で足ります。しかし1㎏のキッチンスケールは小ぶりなものがほとんどで作業中に表示パネルが見にくく使いにくいです。
また、ミートソースや漬け込みのお肉をまとめて作って冷凍したいなんて時には1㎏だと心もとないです。
ですので最大重量が2㎏以上のスケールが使いやすいでしょう。
3㎏は滅多に使う事は有りませんから、あえて選ぶならゆうぱっくなどの郵便物の重量を計りたい場合です。
メーカーはタニタかドリテック製が信頼性がありおすすめ
安くて可愛いデザインのキッチンスケールを色んな会社が販売していますが、個人的におすすめなのは「タニタ」か「ドリテック」。
タニタは家庭用・業務用計量器の老舗メーカーですし、ドリテックもキッチンタイマーを主力に創業し、血圧計などの精密な機器も手掛けている信頼性のあるメーカーです。
キッチンスケールはとにかく正確な計量が出来ないと話にならないですから、計量機器をメインにしている会社の商品を選ぶのが確実でおすすめです。
購入品:タニタKD-321のレビュー
以前のキッチンスケールはドリテックのKS-243。購入から10年以上ほぼ毎日使い続けています。
実は数年前に落としてしまい計測皿が真っ二つに割れてしまって、接着剤でくっつけて使用していたんですが、さすがに少量での計測誤差が気になり始め買い替えとなりました。
選んだのは「タニタ KD-321」。

立派なケースが付いてきますが、このケースは正直なところ使えません。
引き出しタイプにするか、せめて上部がくっ付いていたらよかったんですが、取り出すたびに完全に蓋と底が分離する形態なので面倒くさすぎて廃棄になる予感がします。
計測皿はステンレス製で取り外して洗えます。

丸洗いできる機種とかなり悩んだのですが、計測皿がステンレス製のものが良かったので「 KD-321」にしました。(プラスティック製の先代割ってしまいましたし・・・・・・)

先代のドリテックはお見苦しい姿ですが並べてみました。比べると「タニタ KD-321」は1回り以上大きいです。
ドリテックは小ぶりなのが手狭なキッチンで邪魔にならない反面、ボウルが計測皿からはみ出ることや、表示パネルがボウルに隠れて見えにくいことがストレスでした。
そのため今回は大きめなスケールを購入。

表示パネルが大きく見やすいです。バックライトは付いていませんが、充分に見やすいと思います。
1g計測と0.1g計測もボタン1回で切り替わり面倒さは無し。
表示パネルと計測皿の内端は3㎝以上で視認性もばっちり。


15㎝の耐熱プラボウルを乗せてみました。
「タニタ KD-321」はしっかり見えます。ドリテックはやや表示パネルが隠れますが問題は無い範囲。


次に20cmのステンレスボウルを置いてみました。
先代ドリテックはボウルで表示が隠れて、覗きこまないと重量が確認出来ません。対して「タニタ KD-321」は問題無く表示パネルが見えます。
良かった、これで日常のプチストレスから解放されました。
見た目も安っぽくなく、ギラギラもしていないのでキッチンに馴染むし満足です。
まとめ:日常的に使うキッチンツールは使いやすいものを選ぶ
可愛いデザインでテンションが上がるものも大事ですが、ヘビーユースなキッチンツールはやはり実用性が大事だなと実感しました。
計測皿を割ってしまった時点で購入すれば良かったなぁとしみじみ思います。
これからは面倒くさがらずにアップグレードしたいです。