気温で花色が変わるビオラ・パンジー『ヌーヴェルヴァーグ ラピスラズリ』の変化を楽しもう

久しぶりの園芸話です。

今季も「ヌーヴェルヴァーグ ラピスラズリ」というビオラの大人気品種を植えました。

この品種は色の変化が激しく、初めて植える方は驚くかもしれません。

実はビオラやパンジーは、購入時と冬季で花色に大きく変化がある品種があります。

そこでビオラ・パンジーの花色変化について、我が家のビオラ・パンジーの様子を交えながら紹介します。

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「ヌーヴェルヴァーグ ラピスラズリ」ってどんな花?

そもそも「ヌーヴェルヴァーグ ラピスラズリ」ってどんな花なの?って人も多いかと思います。

「ヌーヴェルヴァーグ」シリーズは、佐藤園芸が育種・生産しているビオラ。

アンティークな色合いが特徴でその花色はなんと100種類以上もあり、その中でも「ラピスラズリ」は明るいターコイズブルーに紫の模様とグラデーションが入る特に希少な品種です。

「ラピスラズリ」は個体差が大きく、実物を見て購入するのが理想ですが、わたしが園芸店で見てきた限りでは個体差はあってもそれぞれ全部可愛いと思えたので(逆にそれで選ぶのが大変だった)ネットショップで思い切って買ってみるのもアリかなと思います。

とにかく素敵な品種ですから、もしも園芸店で見かけたら購入をおすすめしますよ。

販売店は佐藤園芸の公式サイトで確認出来ます。

サトウ園芸
ようこそサトウ園芸へ「人に喜ばれる花苗をつくりたい」の一心で地道にコツコツと研究を重ねてきました。私たちの想いと育成環境、そこから生まれるオリジナルの花々をご紹介します。
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我が家のビオラ・パンジー(2025年2月)

「ラピスラズリ」の色変化

「ラピスラズリ」は気温が下がると特に色が濃く変化しやすい品種です。

我が家の「ラピスラズリ」も見事に色が変化しました。

11月の購入時。カタログなどで見る「ラピスラズリ」の姿そのままです。

これが2か月後には・・・・・・。

このようになります。「ラピスラズリ」というより「アメジスト」ですね。

個人的にはこの色もシックでカッコいいなと思いますが、初めて植えてこの変化を見たらがっかりする人もいるかもしれません。

しかし大丈夫です、春になると・・・・・・。

こんな風になります。こちらは去年4月23日撮影。

写真だと赤味が強めに見えますがちゃんとあの色です。

12月に入って気温が下がるとぐんぐん色が濃くなっていき、年が明けて淡くなり始めるのは2月の中旬以降からでした。

同時期購入のパンジー・ビオラの様子

他にも、去年11月購入した「ローヴ・ドゥ・アントワネット」も見事に色が変化しています。

こちらが11月購入時。

「ローヴ・ドゥ・アントワネット」はパンジーで、我が家の半日陰環境ではちょっと生育が悪いのですが、あまりに可愛いのでつい購入してしまいます。

そして1月末の姿がこちら。あの可愛いアンティークピンクはどこへ?!

アントワネットはパンジーの中でもちょっと成長しにくい品種なので、寄せ植えにはしないほうが良いですね。いつもビオラに負けて見えなくなっちゃうんですよ。

今年こそは1鉢植えでチャレンジしてみます。

左側に写っている茶系のビオラは無印「ヌーヴェルヴァーグ」で、こちらは花色ほとんど変化していません。

ほとんど色が変わらないといえば「フロステッドチョコレート」も大きな変化は無し。

若干茶色味が減って紫が強く出ているかな?

丸い花弁が可愛いくて今秋も植えたいけど、こちらもなかなか希少品種なので入手出来るか不明です。

同時に購入した無印「ヌーヴェルヴァーグ」の淡いブルー系も大きな色の変化はなし。

「ラピスラズリ」よりグレーが強いニュアンスカラーで可愛らしいです。

似た感じの色でも変化するものとしないものがあるのは不思議ですね。

無印「ヌーヴェルグ」ならば色が変化しないとは言い切れませんが、「ラピスラズリ」は今まで植えたものは全てアメジスト色に変化しました。

ですので「ラピスラズリ」に関しては気温が下がると色が変化する品種ととらえて良さそうです。

佐藤園芸の佐藤 勲氏も色の移り変わりが楽しいと述べています。動画も参考にしてください。

余談ですが「ラピスラズリ」は、やや乾燥気味に液肥も控え気味に育てた方が、春に色味良く咲いてくれる気がします。

なぜビオラ・パンジーは冬季に花色が変化するのか

ビオラ・パンジーは原種のスミレから園芸品種として作られ、花弁に「アントシアニン」という紫系の色素が多く含まれています。

「アントシアニン」は葡萄やブルーベリーにも含まれている「ポリフェノール」の一種で、多く含まれるほど色が濃く深く鮮やかに見えます。

冬になり気温が下がると、ビオラやパンジーは「アントシアニン」をどんどん作ってしまい、「アントシアニン」が蓄積されることで花色も濃くなっていくわけです。

気温が下がった事による生理障害から色が変化しているので、春になり温かくなれば「アントシアニン」の生成も抑えられ、元の明るい花色に戻ります。

また、肥料のやりすぎや水のやりすぎでも同様に花色や葉の色に変化が出ますので注意しましょう。

まとめ

佐藤園芸の「ヌーヴェルヴァーグ ラピスラズリ」と去年購入したビオラ・パンジーの色味の変化を紹介しました。

我が家で本格的に咲き始めるのはまだ先ですが、今年はどんな風に変化していくか楽しみです。

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