我が家は賃貸マンションのため、ベランダの奥行きが限られており、たくさんのバラを育てられません。だからこそ、私はお気に入りの品種だけを厳選して育てています。
今回、以前からずっと欲しいと思っていた「和ばら」の購入チャンスがあったため、約10年ぶりに新しいバラ苗を迎えることにしました。
今回は、待ち焦がれていたバラのお迎えをレビューします。
「和ばら」とは?
「和ばら」とは、育種家 國枝啓司氏が自らの農園「Rose Farm KEIJI」で生み出すオリジナルローズです。
國枝氏は、先日『情熱大陸』でも紹介された人気育種家で、繊細なニュアンスカラーと柔らかいフォルムが特徴の品種を多数作り出されています。
以前は園芸店でも入手できたこのバラですが、今は公式サイトで限定的に販売されており、非常に入手が難しい品種となっています。
公式サイトのメールマガジンに登録すれば、切り花や苗の販売情報を受け取れるので、私もそのお知らせを見逃さず、今回無事に購入できました。
⇩「Rose Farm KEIJI」の公式サイトはこちら⇩
購入したバラ「シャルロット・ぺリアン」とは?
今回購入した品種は、國枝啓司氏の「最高傑作」と称される『シャルロット・ぺリアン』。
建築家でデザイナーのシャルロット・ぺリアン氏へのオマージュとして贈られたこのバラは、和ばらの中でも特に苗の生産数が少なく、幻の希少品種です。
ちなみに苗ではなく花束なら、ふるさと納税の返礼品でも入手可能です。
注文までの経緯
私が購入を決めたのは、公式メールマガジンで「おへやで育てるバラ」としてシャルロット・ぺリアンが販売されるとのお知らせを受けたのがきっかけ。
通常の園芸苗とは一線を画す、室内で楽しむための小ぶりな苗という点は正直なところ不安でした。
というのは、我が家のような半日陰のベランダでバラを育てるには、十分に成長した苗が理想だからです。ただ、今回は入手機会が貴重だったため、思い切って挑戦してみることにしました。
販売当日はちゃんと購入出来るか緊張しましたが、平日なのもあってか完売まで7分~10分ほど時間の余裕があり、落ち着いて購入出来ました。
福袋などでありがちな数秒完売というようなことはなく、時計をちゃんと見て操作をスムーズに行えば購入出来そうでした。
おへやで育てるばら「シャルロットぺリアン」が届いた。
小さい苗なのでコンパクトに届くだろうなと思っていましたが、実際に届いた箱は思ったより長さがありました。

そして何より驚いたのが、配送方法。まさかの横置き指定!?植物がこの状態で配送されるの初めて見ました。
え、これどうなってるの???
今まで取り寄せた苗は、全部ポッドが下になるよう縦置きの指定だったんです。
花束ならまだ分かるけど、苗で横置き・・・・・・。小さいダンボールだから縦に置くと不安定とか理由があるんでしょうか?

開封してみると苗は包装紙で丁寧に包まれています。
でも、苗ポッドがダンボールに固定されてません。嫌な予感がして恐る恐る取り出してみました。

こんな感じで横倒しで入ってて、ポッドは土がこぼれないようにしっかりとビニールで包まれています。
ただ、よく見ると・・・・・・。

蕾が全部で4つ付いてたんですが、そのうちの一番大きな蕾が折れて中に転がってました。切り口が完全に乾いていたので、発送して早々に折れてしまってたんでしょう。
原因は間違いなく「横置きで配送して苗ポッドの固定がしっかりされていなかったから」

少し揺れたら蕾が箱にあたって首がぐんにゃり曲がるくらい、箱の長さもぎりぎりでしたしね。
わたしは、すぐバラ用土に植え替えて外で管理する予定でしたし、蕾も全部むしってしまおうかと考えていたので良いんですが、商品コンセプトどおりに室内で開花を楽しむ予定の人は、一番立派な蕾が折れてたらかなりショックだと思います。
植物の輸送は色々難しいのは承知していますが、縦置きにするか苗ポッドをびくとも動かないよう固定するか再考して欲しいなと感じました。
ネガティブなことばかりでなく、予想外に嬉しいこともありました。
「おへやでたのしむバラ」は挿し木苗と事前に噂を聞いていて覚悟してたのですが、実際に届いた苗は接ぎ木苗でした。
接ぎ木のほうが断然生育が良いので、これは本当にうれしかったです。

ポットは水耕栽培用のスリットがたくさん空いているもので、入っている土も水耕栽培用のもの。白い根が少し覗いています。。
これなら我が家の過酷な環境でもなんとかいけるかな?いけるといいな。
早速メネデールの100倍液に暫く漬けて、翌朝6号スリットポットに植え替えました。
用土は市販のバラ用培養土のこちらです。
元肥入りの培養土なので、追加の肥料は入れませんでした。
苗が未熟な間は肥料を多く与えすぎると根が腐って枯れてしまう事があります。肥料は後から追加出来るので最初は控えめにしたほうが失敗が少ないです。
背丈が長かったので、支柱を添えて陽が当たりすぎない場所に置き、枯れませんようにと祈りながら数日様子を見守りました。
蕾は全部摘むか悩みましたが、いつもどおり品種間違いが無いか確認するため1つだけ残し、他は全て摘んでおきました。
シャルロット・ぺリアンの開花

植え替えから12日後、シャルロット・ぺリアンが開花しました。
本当は開きかけくらいの段階でカットする予定だったんですが、朝見ると完全に咲いてました。
前日の夜みたときはまだもう少し開花に時間がかかりそうだったのに・・・・・・。

全体像を見ていただくと分かる通り、1本足でかなりひょろっとしています。
このままだと樹形が良くないので半分くらいで剪定しました。
まとめ
「シャルロット・ぺリアン」の植え替えから約2週間たちました。
ひとまず枯れこむこともなく生育しています。
このまま順調に脇芽が出てくれば、6月末くらいに様子をみて鉢増しをしようと思います。どうか無事に育ちますように。
また生育状況は逐次ブログへまとめていく予定です。
ちなみに和ばらは、公式オンラインストア以外に、滋賀県守山市のふるさと納税の返礼品で入手可能です。
こちらは和ばらの切り花10本のブーケ。寄附額に応じてもっと多い本数の返礼品も用意されています。
こちらは毎月届く定期便の返礼品。
バラの品種は選べませんが、お好みの色合いを指定する事が出来ます。
他にも、さまざまな返礼品が用意されています。興味のあるかたはぜひご覧ください。
また、切り花ではなく苗が返礼品として出品されることもあるそうなので、定期的にチェックすると良いでしょう。