先日開催された立川伊勢丹の「京都展」に出かけてきました。
プロフィールにも書いていますが、もともと関西の人間で京都にも10年ほど住んでいました。京都のお店も色々食べ歩いていて馴染み深いお店がたくさんあります。
今回は、そんな京都に住んでいた関西人の「京都展おすすめ品」をご紹介します。
立川伊勢丹は少しのんびりしていて、ゆったり見て回れるので物産展初心者のかたにも非常におすすめな店舗。
年々激化するスコーンパーティーも快適に見て回れました。ちなみにその時の様子はこちらの記事に纏めているのでぜひご覧ください。
これを買えば間違いなし!京都展でおすすめの鉄板品
もし初めての京都展で何を買えばいいか迷うようでしたら、まずは数量や曜日の限定品を購入すれば間違いありません。
今回の立川伊勢丹「京都展」なら
- 京都・村上開新堂 ロシアケーキ
- 野呂本店 漬物お試しセット
- 出町ふたば 豆餅
- 鳴海餅本店 赤飯
- 長楽館 長楽館クッキー缶
このあたりは鉄板で大人気。もし購入出来るチャンスがあれば即購入をおすすめします。
ただ、どれも開店時や整理券配布時に並ぶ必要があって、それはちょっときついなということでしたら
- はれま ちりめん山椒
- 千枚漬け本家 大藤 千枚漬け、他漬物
- 満月 阿闍梨餅
この3つがおすすめ。
特に「千枚漬け本家 大藤」さんのお漬物はどれもしょっぱすぎず、素材の味を生かした上品なお味。お野菜料理として食べるような瑞々しさの京都ならではのお漬物です。
「千枚漬け本家 大藤」さんでは、ほぼすべてのお漬物が試食出来ますので、ぜひお試ししてみてください。
尚、千枚漬けは10月〜3月頭頃までの季節限定商品で、他の時期は販売されていません。
京都展には人気店がたくさん出店
京都といえば和菓子・鯖寿司・お漬物に西京漬けと名物が多々あります。京都展ではこれらの美味しいものが一気に購入できるまたとない機会です。
今回立川伊勢丹にどんなお店が出店していたか、さらっとですがご紹介します。
京都鯖街道に思いを馳せる昔ながらの鯖寿司

鯖寿司といえば有名な「花折」。

そして「大徳寺 さいき家」。
京都の鯖寿司は元々海に面していない京都へ鯖を持ってくるために酢で〆たことが発祥です。そのため九州などの酢が柔らかなお刺身っぽい鯖寿司に比べてしっかりと酢が入っているのが特徴。
昔ながらのきりっと酢のきいた鯖寿司が食べたい人におすすめです。
わたしはどちらかといえば酢が柔らかく入る九州の鯖寿司が好みで、おすすめは五島列島の鬼鯖寿司です。
ふるさと納税では鯖が2枚乗ったゴージャス版。物産展のときは鯖1枚のリーズナブル版も販売されてておすすめです。
「マツコの知らない世界」でも紹介されたイノダコーヒーのラムロック
京都のコーヒー店といえば「イノダコーヒー」

そしてコーヒーのお供にぜひおすすめしたいのが、写真左上のラムロックです。
ビターチョコでコーティングされたスポンジケーキなんですが、これものすっごいラムが染み込んでるんです。わたしはお酒が弱いので、香りだけで酔ってしまいそうな濃厚なラムの香りがします。
実際、お店では車で来店されたかたは食べないように注意書きがあるほど。
お酒好きな人への手土産にうってつけなケーキです。
お酒が弱い人はお店の一番人気「アップルパイ」がおすすめ。リンゴがシャクシャクして瑞々しく、昔の洋菓子店のお味を思い出します。

イノダコーヒーのケーキはどれもコーヒーに合うように作られていますので、ぜひコーヒーと一緒に召し上がってください。
千枚漬けとちりめん山椒の元祖
京都ならではのお漬物といえば千枚漬け。
「千枚漬け本家 大藤」は、その千枚漬けを考案した元祖のお店。

千枚漬けは、浅漬けで非常にフレッシュな反面、日持ちがしません。賞味期限5~7日ほどと非常に短いですから、さっと食べきれる量の購入がおすすめです。
わたしはこちらで柴漬けを購入しました。
京野菜の壬生菜を使った「きざみみぶ菜」も京都らしいお漬物ですし、ごぼうのピクルスのような「ごんぼ」も他にあまりないお漬物でおすすめ。

京都といえば、ちりめん山椒も有名です。
こちらの「はれま」は、ちりめん山椒の元祖といわれるお店。ですが、実は京都にいるあいだ「はれま」のちりめん山椒を食べたことがなかったんです。
ちりめん山椒は、京都だと佃煮や海産物を扱うお店、小料理屋や料亭など数えきれないほどのお店がそれぞれの味付けで作っている、非常にメジャーな食べ物。わざわざ有名店で買わなくても、地元の美味しいお店(しかも安い)が色々あったわけです。
関東に引っ越して、地元の小さなお店のちりめん山椒が手に入らなくなってしまって、原点回帰のように辿り着いたのが「はれま」でした。
お味は、しっかりめで甘さはかなり控えめ。そして山椒がピリッと強めにきいています。
SHUKA(アイス)と福寿園(お茶)

京都のお茶屋さんといえば福寿園。
高品質なお茶を扱っているのですが、東京にも店舗があるので京都展ではさらっと見ただけになりました。
でも写真の「白いくきほうじ茶」は気になってたし買えば良かった。
抹茶の原料となる碾茶の茎を使用した秋冬限定のお茶だそうです。煎茶の茎より柔らかいため焦げ付かないよう火入れに注意して作っているとか。
どんなお味か気になります。

こちらは甘納豆専門店「斗六屋(とうろくや)」の新ブランド「SHUKA(シュカ)」
気にはなったんですが、シングルアイスが801円というびっくり価格にしり込みしました。京都でこの価格って…。インバウンドや観光客向けなのかな。
自然派ジェラードというジャンルも、個人的にそんなに食指が動かず。ただ、ジェラードは乳製品不使用だそうなのでアレルギーのあるかたに良いです。
うーん、関西人目線で考えると、この金額ならふつうに甘納豆を購入しますね。
「斗六屋(とうろくや)」の甘納豆美味しいです。
関西人が選ぶ京都展の購入品

まずは「出町ふたば 豆餅」「はれま ちりめん山椒」「鳴海餅本店 赤飯」
京都展の王道、3種の神器ともいえる3品です。

ふたばと鳴海餅本店は同じ列で整理券を貰い、その後指定された時間に受け取りです。受け取り時間が30分しかないのはちょっとびっくり。
京都から出来立てをそのまま運搬しているから時間指定は仕方ないけど、せめて受け取り時間は1時間欲しいなぁ。
この日は平日だからか整理券配布の1時間前くらいに着いて余裕でしたが、土日はかなりの激戦だそうです。

「千枚漬け本家 大藤」で、きゅうりの柴漬けも購入。
無性に生の柴漬けが食べたくて、京都展なら見つかるかと思ったけど、残念ながら今回は見当たりませんでした。
ちなみに生柴漬けというのは、乳酸菌・塩・紫蘇のみで漬けた昔ながらの柴漬けのこと。スーパーなどで見かける柴漬けはお酢で漬けてあって味が違います。
こちらはお酢も使った柴漬けでしたが、試食で味が良かったため納得して購入しました。

「光洋中谷」でカレイの一夜干しも購入しました。
本来、塩さけのお店ですが干物や塩さばも販売していて美味しいです。
この他にも「京都・村上開新堂」のロシアケーキを購入出来ればと思っていましたが、残念ながら完売でした。
でもおおよそ目的のものを購入出来て、混雑もひどくなく快適にお買い物出来て満足しました。
やはり立川伊勢丹はいい!おすすめ店舗です。
まとめ
京都展は、京都の魅力がぎゅっと詰まった贅沢なイベントです。お近くで京都展が開催されましたら、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
老舗の味から新しい発見まで、あなたのお気に入りがきっと見つかるはずです。
美味しいものを通じて感じる京都の文化や風情を、ぜひ京都展で堪能してください。