ミシュランビブグルマン獲得の名店「ブラッスリーギョラン」のランチが絶品だった

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フランス料理が好きです。

それも大きなお皿にヘルシーで小さな料理がちょこんと乗るフレンチではなく、ボリュームしっかりで少し重めな味わいのクラシカルな料理が好み。

しかし世の中はヘルシー創作フレンチが流行りなのか、なかなかお手頃価格な重めフランス料理を出してくれるお店が中々見つかりません。

今回はそんなちょっと懐かしい重めなフランス料理を最強コスパで出してくださる名店「ブラッスリーギョラン」で、友人から激励ランチをごちそうになりました。

とても美味しくホスピタリティに溢れた素敵なお店でしたのでご紹介します。

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ブラッスリーギョランってどんなお店?

「ブラッスリーギョラン」は東京中央区八丁堀にあります。

都営浅草線宝町駅から徒歩2分。

わたし達は東京メトロの京橋駅から徒歩で向かいました。

京橋駅からは地図を見ながらゆっくり歩いて10分くらいです。

実はこちらのお店、以前にも来る予定を立てていたんですが、臨時休業で叶わなかった片思い相手のようなお店なんです。

今回も予定が厳しかったのだけど、なんとか調整出来て良かった。

さて、ブラッスリーギョランはは8年連続ミシュランビブグルマンを獲得していてコスパ抜群なお店として非常に有名なお店。

というのもランチは1300円からメイン料理・スープ・自家製パンが付いたとてもお得なセットがあるんです。

定番メニューはパテドカンパーニュ、お魚のフリット、ハラミ肉のステーキなどで、それ以外に日替わりメニューもあります。

特に人気なのは日替わりメニューでクリスマスにはなんと七面鳥のローストが出たそうなんです。

とても千円代で提供されるメニューじゃない。

ご近所だったら絶対食べに来てます。

日替わりメニューはこのように毎週Instagramで告知されますよ。

開店直前にお店へ到着すると、すでに2組の先客がお店前で待っていました。

今回わたしたちはプリフィクスコースなので予約していましたが、全体的に予約無しでランチタイムにさくっと食べに来ているお客さんが多い印象でしたよ。

公式サイトはこちらです。

Brasserie Gyoran(ブラッスリー ギョラン) - TOP
東京都中央区八丁堀2-1-9 のフランス料理店
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ブラッスリーギョランのお料理

まずは予約特典のスパークリングをいただきながらメニューを確認。

プリフィクスコースはアミューズ・前菜・メイン・デザート&ドリンクという構成。

2人で料理をシェアすることを伝えて、前菜2品メイン2品デザート2品を注文しました。

わたしたちが選んだのは

前菜

  • 月の輪クマ・日本ジカ・イノシシ・ヒヨドリとフォアグラのテリーヌ
  • ブルターニュ産オマール海老のテリーヌ 紅玉リンゴのソルベ

メイン

  • 青森八甲田産短角和牛の赤ワイン煮
  • 宮城産野田鴨のもも肉のコンフィのカッスーレ

デザート

  • 昔ながらの濃厚プリン
  • ガトーショコラ 凍結粉砕いちご

まずはアミューズ。

色んな大根のマリネ。

丸くカットされているのは全部大根でとってもカラフル。

グリーン色の大根が一番甘くてびっくりしました。

甘酸っぱくさっぱりとして美味しいです。

次は前菜。

ブルターニュ産オマール海老のテリーヌ 紅玉リンゴのソルベ。

真ん中にオマール海老のほぐし身と味噌部分の和えたものが入っていてとっても美味。

リンゴのソルベは砂糖はほとんど(全然?)使っていなくて爽やかな風味でまったりとしたテリーヌによく合います。

こちらは月の輪クマ・日本ジカ・イノシシ・ヒヨドリとフォアグラのテリーヌ。

めっちゃお肉ごろごろです。

むっちりとしたパテドカンパーニュのような感じではなく、ホロホロと軽い食感で凄くジューシー。

4種のお肉を混ぜるのではなく、あくまでつないでいるだけという印象。

フォアグラも小さいながら塊で入ってます。

少しクセがあるんですが(たぶん月の輪クマ)強めの塩加減でクセを旨味に変えているのが凄い。

塩味はこのお皿が一番強く、あとのお皿は日本人好みに控え目でした。

メインの1皿、青森八甲田産短角和牛の赤ワイン煮。

これは感動ものに美味しかった!

ナイフを入れるとちょっと固く感じるのに、口に入れると絶妙にほどけます。

短角和牛は赤身肉なイメージだけど、スネ肉はちょうど良くとろんとして全然ぱさついてません。

赤身肉ならではの旨味もあり、霜降りのお肉にはない濃い味わい。

ソースは短角和牛に合わせてかさらっと軽め。

その分お肉の美味しさがとても良く分かります。

メイン2皿目の宮城産野田鴨のもも肉のコンフィのカッスーレ。

冬の定番ですね。

ぐつぐつ煮えるお皿に白いんげん豆と豚足の煮込みを敷き詰め、その上にバリっと焼けた野田鴨のコンフィがどーんと乗っている豪快な一皿。

「野田鴨」は宮城のブランド鴨で販売数がとても少なく希少な鴨で、初めて食べました。

コンフィって大体のお店では少ししょっぱいんですが、こちらのコンフィーは全然しょっぱくない。

ちょうど良い塩加減です。

そして身がホロホロとものすごく柔らかい。

手で持って食べれるようにフィンガーボウルを用意されるんですけど、その必要もないくらいナイフでお肉がほどけます。

ぶりんぶりんの豚足とスープを吸い込んだ白いんげんも素晴らしく美味しくて大満足。

ただ同伴者は豚足が苦手だったので、豚足は全てわたしのお腹におさまりました。

苦手な人は注意しましょう。

写真には写っていませんが、1人1個、拳大の自家製パンがついてきます。

そちらもとても美味しいんですがかなりお腹が膨れますので、小食な人はお腹と相談して食べてください。

わたしたちはパンを全てたいらげましたがかなり満腹状態で、デザートは少し軽めなものを頼んでいて良かったです。

デザートの昔ながらの濃厚プリン。

すごい量のカラメルソースに沈んでます。

ソースは見た目どおりとってもビター。

添えられたアイスは八角だったと思います。

スパイシーでプリンによく合いました。

予想外にプリン本体が甘さも控え目であっさりしていて、もう少し濃くても良かったかな。

デザートもう1皿はガトーショコラ 凍結粉砕いちご。

ガトーショコラが外側さくり中がとろっとしたフォンダンショコラ風でとても美味しかったです。

いちごのアイスも美味しい!

アイスが全部美味しかったので、真冬でなければアイスとソルベの盛り合わせを選ぶのもありですね。

わたしたちは結構食べるほうですが、デザートも食べ終わると本当にかなりの満腹具合でした。

小食な人はやはりパンを控えるほうが良いと思います。

お料理は良い素材を使い丁寧に下ごしらえされていてとても美味しく非常に満足度が高いです。

これでサービスが悪いと評価ががっくりと落ちるんですが、ホールのかたもとても親切で愛想が良く居心地が良い素敵なお店でした。

それにもう少しガヤガヤしたお店かなと思ってたんですが、予想より全然静かで非常にゆったりと楽しめました。

次はぜひ日替わりランチを食べてみたいです。

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まとめ

8年連続ビブグルマン受賞だけあって、八丁堀の名店「ブラッスリーギョラン」のランチは素晴らしく美味しかったです。

王道フレンチを愉しんでみたい人はぜひ一度足を運んでみてください。

そして病院通いでへこたれているわたしを元気づけてくれた友人に感謝です。

食いしん坊のわたしに美味しいものは効果覿面でした。