紅茶専門店勤務時代にチャイを扱っていたこともあって、スパイスを豊かに使ったインド料理が好きです。
ナンも美味しいですが、パパドやドゥーサも大好物。
ところがビリヤニは美味しいものを食べた事がありません。
数年前、雑誌で見かけたビリヤニがとっても美味しそうで、品川のインド料理店でマトンビリヤニを注文してみたんです。
出てきたのはプレートにたっぷり山盛りのビリヤニ。
一口食べると肉も米もモサモサして、スパイス感も無く香りも感じない。
口内の水分を持っていかれるし、なんだかぼやーっとした味でした。
不味いまではいかないけど、決して美味しくない。
量が多めなのもあって食べきるのが本当にきつかったのを今でも思い出します。
それ以来ビリヤニは注文しないようにしていました。
しかし去年の年末、有名なインド料理店エリックサウス監修のビリヤニをセブンイレブンで見かけて、この分量なら口に合わなくても食べきれる!と思い購入してみました。
そんなわけで今回はセブンイレブンのエリックサウス監修「ビリヤニ」と、同じく「シュクメルリ」も購入出来たのでレビューです。
エリックサウスってどんなお店?
エリックサウスは2011年に東京八重洲にオープンした南インド料理のお店です。
実はインド料理は北部と南部でかなりお料理の傾向や味が違って、日本でよく食べられているナンを主食にしたこってりカレーは北インド料理なんです。
特に日本のインド料理店は北インドに隣接しているネパールの人が経営している場合が多く、そういったお店で出されるのは北インド料理ネパール版といった料理なんですね。
ちなみに北インドと南インドの料理の違いはだいたいこんな感じ。
主食 | 味付け | 代表的な料理 | |
北インド | 小麦粉 | カレーは濃厚でとろみがある・脂分多め 揚げ物多め | チャパティ・ナン・タンドリーチキン |
南インド | 米 | カレーはサラっとしたスープタイプ 辛めで酸味のあるものも多い | ドーサ・サンバル・ラッサム・ビリヤニ |
そういえば、関東のナンって甘いのが普通なんでしょうか。
色んなお店で食べましたが関西で食べていた物より数段甘いんです。
この数年で甘いナンが全国的に流行ったのか関東のナンが甘いのか、どちらなんだろうと長年謎が解けないままモヤモヤしています。
帰郷したときにインド料理に行けば良いんだけど、どうにも機会が巡ってこなくて。
次の帰郷時は絶対インド料理を食べに行くつもりです、忘れなければ。
さて、話を戻してエリックサウスはエスビー食品からレトルトカレーも出しているので、お店に行ったことがなくてもそちらを食べた事がある人は多いかもしれません。
東京・大阪・名古屋・岐阜にお店を展開している人気店だそうですが、わたしは残念ながら未訪なのでぜひ今度伺ってみなければ。
オーナー&総料理長の稲田俊輔氏は本も多数出版されてます。
インタビュー記事を幾つか読みましたが、調理を理論的に考えてらっしゃって言葉選びも上手く面白かったです。
この本とかかなりそそられます。
「食いしん坊はめんどうくさい」ってもう共感しかない。
レシピ本も気になります。
この2冊はいずれ購入したいですね。
エリックサウス監修『ビリヤニ』と『シュクメルリ』
こちらがセブンイレブンで購入した「ビリヤニ」と「シュクメルリ」
1個ずつ残っていてラッキーでした。
たぶん定番のお弁当では無いので1店舗あたりの入荷数が少ないんじゃないかな?
この後も何回か寄ってみたんですが見つけられませんでした。
両方2日ほど賞味期限があったんで、その日に食べれない場合も冷蔵保存出来そうです。
我が家も購入当日は食べれなくて次の日のお昼に食べました。
『ビリヤニ』レビュー
見るからに美味しそう!
さっそくレンチンして包装をはがしいただきます。
ビリヤニは以前お店で食べたものより明らかにしっとり。
しっかりスパイシーだけどクセは強くなくて苦手な人はいなそうなとっても良い香り。
そのまま食べても味がきちんとついてて美味です。
ビリヤニ単体の味を堪能したあとは2種のカレーを。
バターチキンカレーって凄く甘いお店が多いですが、こちらのは程よく甘くトマトの酸味と旨味が感じられ優しいお味。
チキンがごろごろと入ってて全然パサついてないです。
やや粘度が高くコクもあるけど脂っこさは無くて重くないのが素晴らしい。
キーマカレーはキリっと辛くさっぱりしてます。
香りもスッとする爽やかさがあり、辛いんだけど激辛では無いちょうど良い塩梅。
2種のカレーをビリヤニに混ぜ混ぜして食べると、これはまさにわたしが想像したビリヤニの味!
以前別のお店で食べたがっかり感を払拭し、やっぱりビリヤニって美味しいものなんじゃん!と再認識出来ました。
コンビニのお弁当としてはボリュームもしっかりあって、598円(税抜き)はものすごく頑張ってますよ。
お味、コスパともにおすすめです。
「シュクメルリ」レビュー
シュクメルリはジョージアのお料理で、鶏肉をにんにく・チーズ・ホワイトソースなどで煮込んだもの。
稲田俊輔氏は色々な料理に造詣が深いようで、こちらも美味しそう。
容器は仕切りの真ん中に引き手がついていて、持ち上げるとシュクメルリがライスの上にかかるようになってます。
一口食べて、ダイレクトに美味しい!
ホワイトソースが薄かったりしたら嫌だなと思ってたんですが、しっかり濃厚。
そしてにんにくと鶏肉がたっぷり、ブラックペッパーもしっかり。
にんにくのパンチのおかげでクリーミーで濃いホワイトソースがくどく感じません。
我が家ではカルボナーラににんにくをたっぷり入れた「にんにくカルボスパ」というレシピがあって、ちょっとそれに似ています。
家族は「シュクメルリ」が気に入ったようなのでレシピを探してみようと思ってます。
ターメリックライスが合わせられていますが、白いご飯にも合いそうですよ。
わたしは両方美味しかったですが、どちらかといえば「ビリヤニ」が好きかな。
いずれにせよこの「シュクメルリ」も「ビリヤニ」と同じく598円(税抜き)
コスパがすごすぎる。
満足度が素晴らしく高い2品でした。
まとめ
さて、今回はセブンイレブンで販売されているエリックサウス監修「ビリヤニ」と「シュクメルリ」のレビューだったんですが、コンビニ弁当の凄さを改めて感じました。
期間限定の商品のようなのでもう一度食べられるかわかりませんが、もし見かけたらぜひ購入しようと思います。
楽天でエリックサウスのカレーやビリヤニをお取り寄せできるようなので、近いうちにそちらを試すのもアリですね。
初回限定のカレーセットとか美味しそうです。
スタンダードセット。
こちらは辛いセット。
両方食べてみたいけど試すならスタンダードでしょうか。
でもビリヤニも食べたいし。
楽天のお買い物マラソンが今日までなんでギリギリまで悩もうと思います。