先日参加してきた日本橋三越『英国展』で絶対購入したいと思っていたお店のレモンドリズルケーキを購入しました。
昼前からの参加で売り切れているかもと思ってましたが、運よく2店舗で購入できたので恒例になりつつある食べ比べです。
英国展参加当日のまとめはこちら
レモンドリズルケーキってどんなケーキ?
英国菓子というとヴィクトリアスポンジケーキが有名ですが、同じくらい有名で英国人が大好きなケーキの1つがレモンドリズルケーキです。
ドリズルは『細かな雨がふること』や『滴る』といったような意味合い。
シンプルなパウンド生地にたっぷりのレモンシロップを染み込ませ、レモンのアイシングをかけたケーキです。
見た目はウィークエンド・シトロンに似ていますが、きゅっと締まった生地のウィークエンド・シトロンに対し、レモンドリズルは少しほろりとするやや軽めの生地です。
アイシングがかかったケーキなので保存は冬以外冷蔵がおすすめ。
食べる前に冷蔵庫から出し、生地の温度が少し上がったくらいで食べると美味しいです。
ずっと常温に置いておくと、夏場は特にアイシングが溶けちゃうので注意しましょう。
『ティードロップ』と『ティーサロンブルームーン』のレモンドリズルケーキ食べ比べ
こちらが今回購入したケーキ類。
右側2つのアイシングがかかったケーキがレモンドリズルケーキ。
左側はトフィーケーキというそうです。全部とても美味しそう!
肝心のレモンドリズルケーキは2店舗から購入しました。手前が『ティードロップ』、奥のイギリス国旗の飾りがあるほうが『ティーサロンブルームーン』のものです。
ぱっと見た感じでも個性が出てますね。
高さの違いがあるんですがそれを加味しても『ティーサロンブルームーン』のほうが若干大き目。
それと上にかかっているレモンアイシングの量もかなり多めで厚いです。
お値段は
- ティードロップ:567円
- ティーサロンブルームーン:681円
翌日さっそく食べ比べました。
まずは『ティーサロンブルームーン』のほうから。
しっかり掛けられた厚みのあるアイシング。
生地は若干黄味が強め。
卵が多めで甘みもしっかり。しっとりとした少しカステラっぽい生地ですね。
蜂蜜かキビ砂糖が入ってるのかな?そんな感じのどっしりめのコクがあります。
そしてアイシングが、がつんと酸っぱい。
いままで食べたレモンドリズルの中で上位の酸っぱさです。
生地にレモンの果皮も入ってるそうなんですがアイシングが強いのでそんなに分からないかな。
これはアッサムとかウバ、アフタヌーンブレンドなんかの濃い味の紅茶に合いますね。
レモン果汁の甘酸っぱさ、瑞々しさを強く押し出したケーキです。
次は『ティードロップ』
アイシングの量は生地が透けて見えるくらい。
更に上からレモンの果皮をすり下ろしてあります。
ちょっとミモザっぽくて可愛いですね。
一口食べてみると生地は甘さ控えめでほろりと崩れる感じ。
じゅわっとしたシロップ感はそんなに無いんですが、その代わり香りが良い。
アイシングの酸っぱさも控え目で、非常に上品。
生地にほのかな塩味がついているんで後口が甘くなく、奥深さとさっぱり感があるのもいいですね。
こちらはダージリンとかヌワラエリヤなんかが合いそうです。
果皮の爽やかでほろ苦い香りを纏っていて、レモンケーキの酸っぱさが苦手な人も美味しくいただけると思います。
さて、じゃあどちらの店舗のレモンドリズルケーキが美味しいかというと、完全に好みの問題ですね。
しっかりとした酸味と甘味があり食べ応えがあるのは『ティーサロンブルームーン』、レモンの香りが好きで柔らかな酸味、甘さは控え目が良いなら『ティードロップ』がおすすめです。
わたしはどちらかといえば『ティードロップ』のレモンドリズルが好みでしたが、アイシングはもう少し厚いとより完璧です!
まとめ
『英国展』ではどのお店をたくさんの英国菓子を出しているので、普段出来ない食べ比べが簡単に出来ます。
色んなお店のお菓子を食べ比べて、自分のNo1を探してみるのも楽しいですよ。
後半は更に大好きなお店が多数参加されるので、わたしもお財布と食べ過ぎに注意しつつ楽しもうと思います!
2024年日本橋三越『英国展』の全体のまとめ記事もぜひご覧ください。